雨漏りが再現されたからといって手放しで喜んでいてよいのですか?その散水位置、本当に合っていますか?
散水調査に於いて、小屋裏を覗ける状況下では雨漏りでついたと思われるシミを確認出来る事が多いと思います。
散水調査ではそのシミの位置に調査水が浸出してくるという想定のもとに調査を行う事は自然の流れと言えるでしょう。
しかし、時にはシミの位置と再現された調査水の位置が少しずれていたり、シミのサイズに合致しなかったりする事があります。
少しでも位置がずれている場合は散水位置と原因箇所が同一ではない可能性があると思われます。結果は出ているのにハズレ、普段から雨が入り込んでいる位置ではないのかもしれないのです。
散水時の水の勢いが強すぎると自然環境の下では浸入する事のない位置であるにも関わらず調査水が建物内に入り込んだりします。また、散水中のシャワーヘッドの向きが不自然に下方から上向きになっていると同じような事が起こると考えられます。
シミは普段繰り返されている雨漏りの状況を無言で語っています。条件が揃えば、雨漏りを再現した調査水はシミと同じ位置から浸出し同じ軌跡を辿るはずです。浸出位置の微差は散水位置のズレを警告していると考えなくてはなりません。
また、シミには年代もあるので、過去のシミの可能性も考慮しながら調査を進めて行かなくてはなりません。それが入口を見逃さないという結果につながっていくのだと思います。
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