数年前に「防水系クリアー塗装」を実施した鉄骨ALC造のオーナー様から連絡が入ったのは数か月前でした。
夏の暑い時期に散水調査を実施し原因は判明しました。
しかし、見た目の不具合はほとんど確認できませんでした。でも入口はそこにあることは確認済みです。
鉄骨ALC造の場合、タイル下地であるALC版自体の状況を把握することはできません。表面のタイルなどを貼り替えたとしてもまだ他に見えないクラックがタイル下のALC版に存在していることも珍しくありません。
よって、全ての原因を探り当てることは困難です。そんな時はタイル面ごと全てを覆う「防水系クリアー塗装」を選択することも多いと思います。
今回の事案もそういった経緯を踏んでいるようでした。そして、施工後しばらくは雨漏りが治まっていたそうですが、最近になってまたしても雨漏りが発生しこちらに連絡が入った次第です。
クリアー塗膜自体に問題が無いとしたら一体雨漏りの原因は何なのでしょうか?そして、この工法には注意点があります。
クリアー塗装とシーリングの施工順です。シーリングを先行し、後にクリアー塗装で覆えばシーリング表面で浮きが発生する可能性が高まります。
そこを起点に塗膜の浮きはタイル面まで広がり、破断の後、目地部分への浸水を許すことになったりします。
では、クリアー塗膜を先行すれば解決するものなのでしょうか?タイル小口まで付着したクリアー塗料とシーリングとの関係は如何に?
また、必ずと言っていいほど鉄骨ALCの建物は挙動し続けています。再破断への対応力はどの程度期待していいのでしょうか?
悩みは尽きませんが可能な限りの対策を講じて対応中です。
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