以前は、マンションやアパートの解放廊下の床面防水を行う時、入居者や訪問者が通行出来るようにと塗膜防水を半分ずつ施工したという経験を持つ方は多いと思います。しかし、継ぎ目が出来てしまうため見た目には少し違和感を感じざるを得ませんでした。
昨今では防滑シートに代表されるように塩ビ系の床用シートで防水を兼ねる方法が広く行われるようになりました。塩ビシート防水が存在するように塩ビシート自体が防水性の高い製品なので成り立つ工法だと言えます。塩ビシート貼りは接着剤を塗布している時以外はほぼ通行が可能なため、入居者への負担を大幅に改善出来る工法だと言えるでしょう。
更に、塩ビ（防滑）シートは意匠性も高く施工後は概ねご満足いただいております。付加価値として多少のクラックなども覆い隠せるため場合によっては大変重宝します。でも、常に振動などで挙動しているクラックの上に貼った場合は、防滑シートと言えども表面にシワが発生してくるので過度の期待は禁物です。状況に応じた下地処理や防水材の選定はいつの時代も重要な作業である事に変わりはありません。
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【雨漏りと防水を考える会社】
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