下地である躯体コンクリートスラブにクラックがありました。直下は最上階の居室の天井です。たびたび雨漏りがするという事で調査の結果原因が判明したため防水層を剥がして見たという訳です。
アスファルトシートは点付け工法だったようで躯体とシートの間の空間は雨水が移動できる環境でした。いずれかの場所からシート裏に浸入した雨水はクラックまで到達しそのまま下階に浸みだしていました。
全面の防水をやり替える前にクラック部分を密着仕様で仮防水した次第です。今回のクラックはコンクリートの収縮というよりはコンクリートの挙動が原因で発生したようです。何せ作業で歩いているだけなのに床の微妙な動きを感じるのですから。
仮防水部分も翌日にはクラックに沿ってしわが出来る始末。挙動の緩衝の為にも通気緩衝工法仕様にてやり替えた次第。非常に悩ましい案件でした。
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